命の教室

生き物への愛護精神を育むための子供の教育

野良猫は野生動物などではなく、もともとは棄てられたり迷子になったりした飼い猫です。
残念ながら、猫は野外でも生きられると誤解されている方がほとんどで、まだまだ捨て猫も多く見られます。ずっと室内で飼われていた猫がいきなり野外に放り出されると、多くの猫が生きていけずに亡くなります。
しかし一部の猫では、運よく餌場や住処を見つけ、生き延びることができます。不妊手術をされていなければ繁殖します。
また、飼い猫を室内外に行き来する飼い方をされている方もまだ多く見られます。
しかし、その猫もまた不妊手術をしていなければ、野良猫の子を増やす原因となります。いくら野良猫を不妊手術しても、不妊手術をしていない捨て猫や外飼い猫が無くならなければ、残念ながら野良猫が減ることはありませんし、犠牲となる仔猫は後を絶ちません。

そこでHappy Tabbyでは、獣医師の言葉で、子供達に野良猫の置かれている問題や過酷な現状、たく さんの仔猫が犠牲になっていること、その原因となっているのが私たち人間であることを知っていただき、猫にも痛みや悲しみの感情があること、猫の正しい飼い方、不妊手術の大切さ、猫を絶対にすててはいけないことを伝える「命の教室」を実施しています。
将来、どんな人も、命を慈しむ心を持ち、動物を棄てたり虐待したりすることのない世の中になることを願い、活動を続けています。

子供たちへの命の教室

保育園、幼稚園、小学校で
命の教室」を開催しております。
テーマ ~やさしいひとになろう~

ベーブサード(人形劇)で、動は話せないけど、私たちと同じ感情をもっていて、「痛い」もあるし「悲しい」もあることを伝えます。

皆で「命の音」心音を聞きます。女の子も男の子も同じ音がするでしょ?生き物はみんな持ってる、命の音なんだ。

牛さんや豚さんがハンバーグやハムになるって、どういうことが考えたことある?それは死んでくれて、私たちが元気で育つために命をくれているんだ。でも、そんな動物達も、生きているときは感情もあったし、命の音も持っていた、私たちと同じ命だったんだ。だから感謝して残さずに食べようね。

皆の身の回りにも実は、捨てられたりいじめられたりして苦しむ命がある。捨てられた猫さんは、どんな運命をたどるのだろう。先生は事実を知ってほしくて、絵本を書きました。「あるすてねこさんの おはなし」です。

私は動物病院でお仕事をしながら、捨てられたり、いじめられたりして傷ついた動物達をたくさん診てきた。でもどんな動物だって私たちと同じ命。
悲しんでいい命なんで一つもない。
悲しい命を無くすためにはどうしたらいいと思う?

答えは簡単。
皆が動物を捨てたり、
いじめたりしない、命を思いやる
やさしいひとになればいいんだ。

今年度は、藤井寺幼稚園・道明南幼稚園・藤井寺北幼稚園・誉田保育園・惣社保育園での命の教室を行わせていただきました。
コロナ禍ではありますが、ぜひ子供達にお話を聞かせたいと、対策を万全に教室を開催させてくださった先生方には感謝でいっぱいです。

ある園の園長先生がこんな嬉しい後日談を聞かせてくださりました。
『子どもたち、先生とお約束した通り、ちゃんとお家の方に話をしていましたよ。
「命の音って知ってる?」「お話聞けてよかった」「猫を捨てたらあかん」「泥水飲んでお腹壊したり、強い猫に食べ物取られたりするねん」「いいお話やったから休んでたお友達にも聞かせてあげたかった」などなど、
子どもたちは自分の言葉で精一杯、お家の方に話をしたようです。
子どもの話を聞いて、自分も涙が出たとおっしゃっていた保護者もおられました。先生のおっしゃっていたように、私も子どもたちにはこのまま「優しい人」でありつづけ、すべての生き物の命を大切にする心を持ち続けてほしいと思っています。』
子供達から大人へ・・・やさしさの連鎖が拡がります。こうした子供達への教育には、確かな手ごたえを感じています。 これからも「命の教室」を拡げていきたいと思います。

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